運転手の派遣

リース会社には人材派遣の資格がない為、人材派遣会社を通すか、「客運従業資格証」を保有する運転手を採用する必要があります。



蘇州にある日系メーカーの総経理がリース車両で上海の空港に向かう途中、高速道路入口の検問で運転手が職務質問を受けました。その際、運転手が違法派遣されていることが発覚し、その場で車両の使用停止という罰則が科せられました。

また、その日はCCTVの取材が入っていた為、新聞記者が会社までついて来た上、TVニュースでも放送され、会社の名誉は大きく傷つきました。

リース会社へ責任を追及することもできず、そのまま賠償金すら受け取れずリース契約を解約しました。


いわゆる「白タク」の事例です。リース会社と契約したと思っていても、実際に派遣されているのが白タク(車両や運転手が無資格もしくは違法派遣)であるケースは多くあります。特に、コンプライアンスの遵守が重要視される外資系企業にとって、ローカルリース会社との契約には多くのリスクが潜んでいます。



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